翻訳書ピックアップ!

 

プロの翻訳家をはじめとする、翻訳書をたくさん読んできた人たちが、おすすめの本を紹介していくコーナーです。ここにくれば、おもしろそうな翻訳書が見つかるかも!? ぜひのぞいてみてください!

 

『カラヴァル 深紅色の少女』
 (ステファニー・ガーバー作/西本かおる訳/キノブックス)

 カラヴァルは、年に一度世界のどこかで開かれる魔法のゲーム。勝者は願いをひとつ叶えてもらえるという。特別招待客として招かれた17歳の少女スカーレットは、妹のドナテラと船乗りの青年ジュリアンとともに会場に向かうが、突然ドナテラがさらわれてしまう。妹を救うため、危険なゲームに挑むスカーレット。ジュリアンはいつもそばで守ってくれるけれど、なにか秘密を抱えているようで……。不思議な魔法の世界では、心を惑わされないように気をつけて! どこまでも続くどんでん返しに、心をぎゅっとつかまれてしまいます。(MY)

 

『びんの悪魔』
 (R・L・スティーヴンソン作/よしだみどり訳/福音館書店)

『宝島』『ジキル博士とハイド氏』などで知られるイギリスの作家スティーヴンソンが書いた、ぞくっとする物語。ケアウエという貧しい船乗りが、あるとき航海先で、見知らぬ男におかしな取引を持ちかけられる。この世にふたつとない貴重な小びんをたったの50ドルで買ってほしい、というのだ。その小びんには小鬼が入っていて、びんを買うと、小鬼が持ち主の言いなりになって望みをなんでもかなえるという。ただし、この小びん、他にもちょっと恐ろしい条件があって……。はたしてケアウエは小びんを買うのか。あなたならどうする? (AT)